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blog 加満田だより 女将 鎌田るりこ

鳥の羽
鳥の羽_e0152233_20235978.jpg
今日は朝から気分が良い。
やっと色づき始めた山が朝焼けに染まり、なんとも形容が出来ない美しさ、日が当たっていない所とは、まさに陰と陽。
朝日の持つ、とてつもないエネルギーを感じ、この光を浴びたら、植物ばかりか人間も生き生きとなれそうです。
ご出発のお客様をお見送りした後、ふっと目に入ったものがありました。
写真をご覧下さい。
日に当たった羽のブルーと白が透き通るように浮き立っていました。
大喜びで拾って家に入り、主人に見せたところ、カケスの羽でした。
主人は、獣医師の免許を持っている館主(宿六?)で、生き物はみんな大好き。その方面では生き字引です。
「ぎゃーぎゃーうるさく鳴いて、自分が隠した餌を忘れちゃう鳥だよ。」と教えてくれました。
何だか私の事をいわれたみたいで、妙に親近感を覚えた次第です。
家の中で、写真を撮ろうと思ったのですが、太陽光で見た時とまるで違い、色が濁って見えるんです。
だから、もう一度外に羽を持っていって、写真を撮りましたが、実物の美しさをお伝え出来ず、残念です。
木々が葉を落すこれからの季節はバードウォッチングに最適。
ご紹介したカケスをはじめ、多くの野鳥を見る事ができます。
紅葉が終わったら、今度は羽ではなく、小枝で囀る鳥をカメラに収めたいと思います。

加満田庭園の紅葉も始まりましたが、まだ私的には、シャッターを切るには及びません。
遅くとも、来週早々に紅葉情報をお伝え出来ると思います。
# by okuyugawarakamata | 2008-11-13 21:22 | 奥湯河原の自然
花よりむかご
花よりむかご_e0152233_10531462.jpg

お客様がお帰りになってから、雨も上がったので、今日の花を取りに庭にいったところ、見たこともない大きなむかごを見つけました。
芋の蔓は、木を痛めるので、なるべく取り払ってしまいますが、むかごが出来ているのを見ると、やった!と嬉しくなります。
切った照り葉や薄を持っていたのに、地面にほっぽらかし、服が濡れるのも気にせず、手を伸ばしました。
充分に生育したむかごは、ちょっと触るとぽろぽろと落ちてします。
落ちたむかごは草の中に紛れてしまい、見つけ出すのはほぼ不可能。
今日は、生まれて初めて見るビッグサイズ、かなり興奮気味、あせる心を抑え、そーと、キャッチ。
手の中の確かな存在感。サンダルを履いていた足は草に残った雨露でビチャビチャ、この時期、服の裾にチヂミザサやイノコズチの種が付くのを何よりいやがるくせに、そんのことお構いなし。
ポケットに入れたむかごをどうしようかと、頭の中はそればかり。
いそいそと帰ろうとして足元に目をやると、取った照り葉が見事な色をしておりました。
楓の紅葉はまだですが、桜はほとんど終り、他の木々が思い思いに色を変え始めました。
指の先程の芋でこんなに幸せになれる奥湯河原の自然に感謝。

庭で取れたのもではありませんが、今月の前菜にもむかごを寄せてお出ししております。実は私、今回の献立の中で一番のお気に入りです。

むかご(零余子)とは、山芋の葉の付け根に出来る球芽、その蔓を伝って生えている土を掘れば自然薯が取れるはずです。ご飯に炊き込めば、むかご飯。塩茹でしたり、バターで炒めれば酒のつまみにもってこいだそうです。残念ながら私は晩酌の習慣がないため、その美味しさは理解できません。
# by okuyugawarakamata | 2008-11-10 11:33 | 奥湯河原の自然
ノコンギク
ノコンギク_e0152233_9181240.jpg
秋を代表する野草のひとつ、ノコンギク。
ちょっとした草むらで、一面に咲いているのを見かけます。
我が家では、毎年蕗を収穫する時に、新しく伸びてきた物を一緒に刈ってしまします。
そうすると、秋になって、活け花にするのに頃合の丈に育ってくれるのです。
普通の菊も、花が咲く頃には下葉が縮れ、思わぬほうへ伸びてしまうので、6月頃に上を摘んでしまったら、今年は咲いてくれませんでした。
園芸種の菊をかっこよく仕立てるには、春に挿し芽をしなくてはならないと、後で知りました。

ノコンギクは奥湯河原の楓が紅葉始まる頃まで我が家の床の間を飾ってくれる趣深い花です。
多年草でタンポポの綿毛を小さくしたような種も飛び、沢山増えます。
他の紅葉樹やカヤ、薄などと寄せ植えにしてもいいですね。
奥湯河原にいらしたら、1年中、根を取る事ができます。
来年はお宅のベランダで小さい秋をお作りになってみてはいかがでしょうか。
# by okuyugawarakamata | 2008-11-05 09:36 | 奥湯河原の自然
清秋の献立  10月23日~
清秋の献立  10月23日~_e0152233_17242360.jpg















食前酒  自家製梅酒
先付    長芹黒胡麻和え
前菜    菊花・春菊・えのき・とんぶり和え
        稲穂  いちょう黄身角
        菊花貝柱 揚栗 松葉銀杏
        ヘルシー巻き(ダチョウタタキ貝割れ巻)
        石垣むかご 子茄子田楽
        青味大根 からすみ
台の物  相模湾産伊勢海老 雲丹ソース焼
        菊蕪 あんず黄身寿司
椀     船場汁
        鯖 大根 人参 芽蕪 針生姜
造り    平目 鮪 時の白身
        花穂 妻色々 山葵
凌ぎ   いくらご飯
        針海苔 山葵
煮物   南瓜いとこ煮
       蓮根白煮 鶉丸 新取り菜
中皿   豚肩ロース味噌煮
       ブロッコリー エリンギ 人参
酢の物  柿なます いかり防風
食事   栃木県産コシヒカリ「穂の香」
止椀   青味大根 油揚 刻み菜
香の物  三種
食後   ヨーグルト豆腐 マンゴソース
      湯河原産 早生みかん

前菜は季節の表現の場、目から秋を感じていただきたいと思います。
ヘルシー巻と命名しましたのは、ダチョウの肉を始めて使用したので、いきなりダチョウと言うと毛嫌いされる方もあるか考えたからです。
その名の通り、低脂肪、低カロリー、低コレステロールでまさに現代では理想的な肉です。
青森県の農場より生のまま取り寄せており、今後も献立に入れようと思っております。
味はいたって淡白、臭みのなく、鶏と牛ヒレ肉の中間と言ったところでしょうか。
台の物の伊勢海老は相模湾で上がった、「地伊勢」9月に解禁となり、今が食べごろです。
軽くボイルした海老の上に雲丹ソースをかけて、さっと焼きました。

※「伊勢海老プラン」をお選びの方には伊勢海老雲丹ソース焼の替わりに活車海老の天婦羅をお召し上がりいただきます。
変更をご希望でない場合は、伊勢海老の調理法と併せてご連絡下さい。



            
# by okuyugawarakamata | 2008-11-01 22:15 | お料理のご紹介
ホームページが新しくなりました
11月より加満田のホームページがリニューアルいたしました。

加満田の魅力を充分にご理解いただくために、わかりやすいHPを制作したつもりです。
もっと知りたい、こんな事が出来るの?など、お気軽にお問い合わせ下さい。
HPリニュアルを記念したお得なプランをご用意しておりますので、是非この機会に自然豊かな「加満田」にご来湯くださいますよう、心からお待ち申し上げます。

11月下旬は紅葉の季節。
加満田庭園の紅葉も次第に色を変えて参ります。
刻々と移り変わる様をまた、お知らせ出来ると思います。
また、11月22日より、お茶席を開き、皆様のお越しをお待ちしています。
温泉場までの「もみじの郷ハイキングコース」も整備され、晩秋の一日をお過ごしいただくにはもってこいです。
みかん狩りもトップシーズンを迎えます。
11月に入ると早生みかんが食べごろ。ぽかぽか暖かいみかん畑は、大人の方に行っていただきたい所です。心がきれいになるような気がします。
詳しくは⇒http://www.yugawara.or.jp/


今後とも当館をよろしくお願いいたします。
# by okuyugawarakamata | 2008-10-31 15:15 | 加満田からのお知らせ



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