加満田だより

食前酒　自家製梅酒
先付　　　うるいチリメン和へ
　　　　　　梅肉正油ジュレかけ
前菜　　粽寿司
　　　　　　稚鮎木ノ芽田楽
　　　　　　ミニ白瓜昆布〆
　　　　　　五月揚　するめ烏賊水晶
　　　　　　紫芋甘夏皮包み
強肴　　三種盛り
　　　　　　　姫皮 サヨリ みず菜 卯の花和え
　　　　　　　牛肉時煮　針新生姜
　　　　　　　山独活辛子酢味噌　花穂
お椀　　ピース豆すり流し
造り　　アイナメ焼霜作り
　　　　　　シマアジ　ハタ
　　　　　　茗荷竹　金魚草　青芽　山葵
焼物　　庭の朝掘たけのこ木ノ芽焼　焼青唐
　　　　　ダチョウ肉ロースト新玉葱
煮物　　鯉味噌煮
　　　　　筒牛蒡　新ジャガ いんげん
　　　　　　矢車人参　粉山椒
酢の物　帆立貝カルパッチョ
　　　　　　　庭のクレソン　野菜色々
　　　　　　　粒胡椒　柚子ドレッシング
食事　　栃木県産コシヒカリ「穂の香」
香の物　　時の物三種
止椀　　　　おぼろ昆布汁　茗荷竹
食後　　　黒豆ムース
　　　　　　湯河原産柑橘類｢湘南ゴールド｣

桜が終わり、寒いと言っていたのが嘘のような爽やかな季節が参りました。
寒かったせいか、庭の筍が遅れ、5月もお召し上がりいただけそうです。
加満田はすっぽり緑に包まれました。
苔の緑と楓の緑に間に身を置くと心がスーと清らかになるような気がします。
薫風そよぐ奥湯河原に是非お出かけ下さい。
　　　　　　
　

お知らせが大変遅れましたが、丹頂の間をリニュアルオープン致しました。
丹頂の間は、昭和40年代に水上勉先生がご自分の仕事場として度々ご利用下さった部屋です。
先生の代表作である｢飢餓海峡」、「越前竹人形」他多くの原稿をお書きになられたそうで、長い時には半年もご逗留されたそうです。
隣の白鷺の間をベットルームに改装し、１部屋にしました。
当館西館の２階に位置し、一番見晴らしよい部屋で、加満田庭園を見下ろすことができます。
かけ流しの温泉内湯からの眺めは最高！
規則正しく並ぶ瓦屋根の向こうに奥湯河原の自然がご覧いただけます。
ご利用下さったお客様は
「現実とは無縁の世界に迷い込んだようだ。日頃の雑事を忘れ、最高の時を過ごさせてもらった。」とお喜びいただきました。
私も丹頂の間に来ると仕事を忘れ、思わず座って外を眺めてしまいます。
丁度、水上先生が短編「猿」にお書き下さった梨の花が咲いております。
隣に建っているのが、自家源泉「湯河原湯７７号線」の櫓です。

詳しくはご予約ページをご参照下さい。