毎日、移り変わる自然をうっとりと眺めておりましたら、季節は桜から藤へ変わっておりました。
いよいよ、薫風さわやかな頃となりました。
この時ばかりは、雨がお薦め!
霞に煙る山々。東山魁夷の墨絵を見るようです。
湿度も上がり、肌もしっとり。
加満田を取り巻く環境は、まさに「癒し」そのもののように感じます。
庭園内のせせらぎにはクレソンが自生し、隣の竹やぶには、竹の子がにょきにょきと顔を出しております。
クレソンはじめ、野蕗、芹、独活(ウド)、三つ葉、木の芽(山椒の葉)など、自然の恵みが多いのもこの季節だけ。
夕のお膳に何をお持ちしようかと考えるのも楽しみの一つです。